働きやすさは足元で決まる!
足はたくさんの骨で構成され、両足の骨の数は56個です。これは人間の体全体の約1/4にあたります。大小の骨と関節や、靭帯が複雑に作用しあってふくらはぎやアキレス腱までコントロールし、足を支えています。ちなみにアキレス腱は人体でもっとも太い腱で、全体重を強力に支えています。
生まれたての赤ちゃんの足は軟骨ばかりで、大きさも未発達。4歳までに9割の骨組みが出来上がりますが、大人と同じ骨が出来上がるのは17歳ごろといわれています。
歩くいう動作は、まず最初にかかとが地面に接地し、「土踏まず」の助けを借りて全身の体重を乗せていきます。成長した足の骨は互いに協力しあい、バネのようなアーチ状の構造をつくり出しています。このアーチは、着地した時の地面から受ける衝撃をやわらげ、地面を蹴る力を助ける役目があります。
体重は、土踏まずの外側からかかります。指の付け根あたりのふっくらした「ボール」(猫でいえば肉球のあたり)まで体重がかかったところで、足の指が広がって体のふらつきを抑え、着地が完了します。その後は前方へ体重を移動させながら、土踏まずのアーチをバネに足指全体で地面を蹴りあげ、次の着地の準備に取りかかります。
このように「着地」→「体重キープ」→「蹴り」→「次の着地準備」を繰り返して、人は前へと歩いていくわけで、この動作のルーチンを「ロコモーション」といいます。ロコモーションを知っていると、靴がもつ役割や機能についてよく理解できるようになるでしょう。