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外反母趾の予防

外反母趾とは

親指の骨が体の中心から外側、つまり小指側に曲がって足が変形することを外反母趾といいます。

外反母趾になると、親指の付け根がこぶのように出っ張り、靴にこすれて痛みます。また、親指の関節が斜めに傾いているために、歩く時に不自然な方向へと地面を蹴ってしまい、疲れやすくなります。そのまま放っておくと変形が進み、親指の関節は半ば脱臼したような状態になってしまいます。痛む足をかばう歩き方は、膝や股関節にも影響がでてきます。

外反母趾の原因

外反母趾を起こす原因には「環境」や「体質」などが挙げられます。 

  • 環境:決められた靴を履いて長時間立ち仕事をする職業の人は、足にダメージが溜まりやすいもの。サイズが小さい靴、あるいは逆に大きすぎる靴を履き続けたり、滑りやすい床で踏ん張って作業を続けると、やがてトラブルを起こしてしまいます。
  • 体質:日本人の足の形で多いのが、親指の長い「エジプト型」です。そのため靴の中で親指が当たりやすく、外反母趾を起こしやすいのです。また、遺伝的素養をもっていると靴に関係なく変形を起こすともいわれ、子供の外反母趾の多くは遺伝が原因とみられています。

外反母趾患者は圧倒的に女性に多く、女性と男性の患者比率は10対1もの開きがあります。理由として考えられるのが、女性ホルモンが出ることで関節が柔らかいこと、女性の筋肉や靭帯が男性よりも弱いことなどがあげられます。

予防の方法

外反母趾になってしまったら、医師による診断の後、炎症を抑える薬で痛みを抑えたり、テーピングや手術で変形を改善するなどの治療を行いますが、完治には相当な時間がかかります。長期間、痛みに悩まされることがないよう、早めに手を打っておくことが肝心です。

予防策として一般的に知られているのが、「足先の尖った靴やハイヒールを履かない」ということ。先端の細い靴の爪先に足を押し込み、つま先で立ち上がるように履くヒール靴は、想像以上に足を圧迫します。関節がやわらかい女性が長い期間そのような靴を履き続ければ、やがて足の骨は曲がってしまいます。

靴の種類に気をつけるとともに、普段から足の筋力が衰えないようにすることも大切です。筋力が急速に衰えてくる中年以降の女性であれば特に、足の指でグーとパーを繰り返すなど、簡単にできる運動を毎日意識的に行うようにしましょう。