「足元、滑りやすいから気をつけてね」弁当加工会社で働くことになったわたしが、初めて厨房に入った時に現場チーフから言われた言葉です。
一見、それほど滑る印象は受けなかったのですが、実際に動いてみると確かにそうかも・・・。背後から呼ばれて急に振り返った時、ツルッとして冷や汗をかくこと数回。立ち仕事で足は疲れ、重いアルミ容器を持ち運んだせいか腰も痛く、初日にしてすでにヘトヘトになってしまいました。
職場で借りた靴のサイズが少し大きかったので、よけい疲れてしまったのかもしれないと思い、チーフに尋ねてみると、会社で支給される靴もあるけれど、自分で用意するスタッフも多いとのこと。
せっかく、つかんだ仕事。できれば長く続けたいから、厨房でスムーズに動けて、
長時間の立ち仕事にも耐えられる靴 を自分で探してみようと決めました。
実はわたしの母は最近まで給食調理員でした。学校のいわゆる“給食のおばさん”として30年以上も働いてきた大先輩。これまで、母の仕事のことを聞く機会が少なくなったのですが、聞いてみると頼もしいアドバイスをたくさん得ることができました。
母が現役の頃の厨房は常に水が流されているウェットタイプの固い床で、滑りやすい上に冬場はすごく冷たとか。年に2回、冬用の保温材つき長靴と普通の長靴が支給されるものの、冬用の長靴のサイズは1種類のみで足首が疲れやすかったといいます。
また、20kgもあるバケツを何度も持ち運びするような重労働が連日続くと、靴底はすぐに擦り減り踏ん張るのに余計な力をかける分、床からの衝撃をまともに受けることになって、腰を痛める人も多かったと言います。
母の体験を聞いた後、さっそく靴や足に関することや食品関連の仕事の情報まで、かたっぱしから調べました。そして、自分にとってベストな靴を探し出して注文。頑張ったおかげで、仕事で一人前になる前に安全靴についての耳年増になってしまいそう(笑)。
快適な靴選びのための情報を集めたこのサイトが、わたしと同じように食品関連の加工現場で働く方々に少しでも役に立つと嬉しいです。